痛風・高尿酸血症とは

ある日突然、足の親指などの関節が赤く腫れだし、激しい痛みが起こる疾患です。名前の由来については諸説ありますが、風に吹かれただけでも痛くなるため、「痛風」と呼ばれるようになったと言われています。血中の尿酸値が高い状態が長く続くと、尿酸が関節の中で固まって結晶化します。そうなると、沢山の白血球が集まってきて排除しようとするため、炎症が起こって痛風を発症するのです。

強い痛みを伴う病気ですが、近年は研究が進んでよい薬も開発されていますので、適切な治療と生活改善により、健康的な生活を取り戻せるようになります。しかし、痛風の方は、糖尿病や高血圧、脂質異常などを併発しているケースも多いので、そのような場合は、合併症の治療も同時に必要となります。

高尿酸血症は、栄養過多(食べ過ぎ)などによって内臓脂肪が溜まっていき、血液中に含まれる尿酸の量が多くなってしまう病気です。内臓脂肪によって産生された遊離脂肪酸が肝臓に運ばれることにより、プリン体の代謝が過剰になり、尿酸値が高まっていくのです。 まさに、食生活に直結しているような病気ですので、まずは当院で一緒に食生活の改善に努めましょう。

治療について

尿酸値をいかにして下げるのかを考えて治療を進めます。それには、プリン体を多く含む食品の摂取を控えめにし、バランスの良い食事を摂るようにしてください。

さらに、運動療法も併用し、肥満の解消に努めます。この運動も、やり方次第では尿酸値が上がってしまいますので、注意が必要です。特に激しい運動は尿酸値を一時的に上昇させ、発汗などによる脱水症状でさらに悪化することも考えられますので、当院の指導のもと、適度な運動を心がけましょう。また、食事・運動以外にも、尿酸の生成を抑制する薬や、尿酸の排泄を促す薬を処方することもありますので、これらを組み合わせて適切な治療を行います。

院長
大森 祐宏
診療内容
整形外科リハビリテーション科スポーツ整形外科内科呼吸器内科アレルギー科小児科
電話
03-3395-1007
住所
〒167-0021東京都杉並区井草2-18-21
最寄駅
西武新宿線「下井草駅」より徒歩7分
バス
石神井公園、阿佐ヶ谷駅より、関東バス「阿50」井草1丁目下車徒歩2分
診療時間
休診日:木曜・日曜・祝日
★:水曜午後は原則として整形外科診療のみとなっておりますが、伊藝医師による内科診療を臨時で行う場合がございます。
尚、臨時診療の有無はその週の月曜日に決定しますので、水曜午後に内科の受診をご希望の方は、必ず火曜日以降にカレンダーをご確認の上でご来院ください。
日祝
9:00~12:30
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