生活習慣病とは
これまでの長きに渡る生活習慣の蓄積（過食・偏食、運動不足、喫煙、多量の飲酒、ストレス 等）がきっかけとなって発症する病気のことを総称して生活習慣病と呼びます。代表的な疾患としては、高血圧、糖尿病、脂質異常症などが挙げられます。
これらの病気は、いずれも自覚症状が現れにくいという特徴があります。そのため、多くの患者さまは病状を進行させやすくするのですが、その間も密かに血管にダメージを与え続けています。これが動脈硬化を加齢の原因以上に促進させます。それでも気づかなければ、血管はさらに柔軟性を欠いて硬化し、内部は脆弱化していきます。やがてこれが血流の悪化や血管閉塞を招き、合併症として、脳血管障害（脳梗塞、脳出血、くも膜下出血）、虚血性心疾患（狭心症、心筋梗塞）など重篤な病気を引き起こすようになります。
このように生活習慣病は、症状が出ないので放置しやすく、いつ発症するかわからない病気だから怖いという方もいるかもしれません。ただ日頃から定期的に健康診断を受け、血圧、血糖値、コレステロール値、尿酸値などをチェックし、数値の異常を確認した場合に医療機関を受診する、あるいは日頃の生活習慣を見直すなどすれば、それほど怖い病気ではありません。
健康診断の結果を見て、医師から数値の異常を指摘されたという場合は、まず一度当院をご受診ください。